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童話黒ぶだう

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

童話黒ぶだう

仔牛(こうし)が赤狐(あかぎつね)と出会い、誘われて無人のベチュラ公爵別荘に入り込む。2階の洋室に入り、卓上の皿の上の黒ブドウを食べていると、公爵と友人の伯爵が帰宅、赤狐は逃げ出し、仔牛は残される。公爵たちは仔牛を怒りもせず、逆に伯爵の娘が仔牛に黄色いリボンを結ぼうとして終わる。「野生の狐はうまく逃げ、家畜の牛は残り、人間と関係を深める。動物の側から、人間と動物が共生する社会を描いた」と評される。公爵の別荘のモデルが菊池邸とされている。童話で狐は黒ブドウの汁だけ吸って果肉や種、皮を吐き出すが、仔牛は種までかみ砕いて食べる。「賢治は当時からブドウの搾りかすが家畜のえさとして使えることに気づいていた」との見方もある。

(2013-07-13 朝日新聞 朝刊 岩手全県 2地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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