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端唄∥端歌 はうた

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世界大百科事典 第2版の解説

はうた【端唄∥端歌】

日本音楽の種目。劇場音楽(義太夫節,清元,長唄など)や花柳界の音楽(河東節(かとうぶし),一中節(いつちゆうぶし)など)とは違って,一般の庶民が支えた短詞型の三味線音楽。大流行した最初の歌は《潮来節(いたこぶし)》で,1780年代(天明ころ)から半世紀にわたって各地で歌われた。次いで《夜桜》《ほれて通う》《わしが国さ》などが生まれ,はやり歌としても愛唱される。1842年(天保13)天保の改革によってこうした歌は禁じられたが,政策が緩むにつれて新曲が続出し,1840年代(天保末~嘉永初め)から流行歌(はやりうた)を含めた庶民の歌に,〈端唄〉という名称が冠せられる。

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世界大百科事典内の端唄∥端歌の言及

【小歌(小唄)】より

…日本の小編の歌謡。小哥などとも書かれるが,江戸初期までは〈小歌〉,現代の三味線音楽の種目名としては〈小唄〉が普通である。
[中世小歌]
 主として室町時代の中期以後に,平安時代や鎌倉時代の催馬楽,今様,宴曲(早歌(そうが))などの歌謡に代わって,広く公家,武士,僧侶,庶民の各階層間に愛唱された自由律の比較的短小詩型の流行歌謡。小歌の名称は,古く981年(天元4)写の《琴歌譜》に,〈自余ノ小歌ハ十一月ノ節ニ同ジ〉とか,《江家次第(ごうけしだい)》1111年(天永2)11月中の丑日,五節帳台の試(こころみ)の条に,〈大哥小哥声ヲ発スルコト恒ノ如シ〉,《雲図抄・裏書》1122年(保安3),五節次第・丑日の条に,〈次イデ大歌歌笛ヲ発シ,小歌相和ス〉とあるように,平安時代の記録に見える〈小歌〉は,本来,新嘗祭または大嘗祭の陰暦11月,中の丑日に行われる〈五節舞(ごせちのまい)〉のとくに帳台の試の際,大歌(人)が発する歌笛の伴奏に対して,出歌(いだしうた)を唱和するところの小歌(女官)という職掌名を指したものである。…

【地歌】より

…三味線音楽の一種。かつては盲人音楽家を伝承・教習の専業者とし,箏曲とも関連しつつ,おもに京都,大坂を中心に発展してきたもので,室内音楽として最も普及した芸術音楽。上方の舞の地(伴奏)に用いられる楽曲もある。古くは盲人の扱った三味線音楽を総称して〈弦(絃)曲〉ともいい,語り物の〈浄瑠璃〉に対して,単に〈歌(うた)〉とも〈歌曲〉ともいったが,江戸ではこれを〈上方歌(唄)〉ともいい,また,専業者の関係から〈法師歌〉ということもあった。…

【吉原はやり小哥そうまくり】より

…江戸時代の歌謡集。寛文(1661‐73)ころ,江戸吉原の遊里で流行した歌謡を集めたもの。現在原本は伝わらず,刊年,版元,編者等も不明であるが,伝本の〈寛政版〉には,寛文2年(1662)中嶋屋伊左衛門刊とある。また,柳亭種彦の《吉原書籍(しよじやく)目録》は,延宝・天和年間(1673‐84)ころの刊とする。伝本には〈寛政5年(1793)版〉〈文政2年(1819)版〉〈鹿の子版(刊年不明)〉の3系統がある。…

※「端唄∥端歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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