竹山 逸郎(読み)タケヤマ イツロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「竹山 逸郎」の解説

竹山 逸郎
タケヤマ イツロウ


職業
声楽家

専門
バリトン

本名
竹山 逸平(タケヤマ イッペイ)

生年月日
大正7年 10月5日

出身地
静岡県 浜松市

学歴
慶応義塾大学法学部卒

経歴
一度は火災保険会社のサラリーマンになったが、歌が好きだったため昭和18年歌手として日本ビクターに入社した。地味な性格で当初は人気が出なかったが、戦後の22年に「泪(なみだ)の乾杯」「誰か夢なき」がヒット、流行歌手として売り出した。23年にはシベリア抑留中の日本人捕虜の望郷の気持ちを歌った「異国の丘」が38万枚と大ヒットした。24年にも「月よりの使者」や「流れの舟唄」などヒットソングを出した。その後ヒット曲に恵まれず、ナツメロ歌手を続ける一方で中学生、高校生を対象にした学習塾を開いたりした。

没年月日
昭和59年 4月4日 (1984年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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