朝日日本歴史人物事典 「竹本政太夫(3代)」の解説
竹本政太夫(3代)
生年:享保17(1732)
江戸中・後期,義太夫節の太夫。通称播磨屋利兵衛。俗に塩町の政太夫。2代目政太夫の門人で,竹本中太夫を経て,師の没後の明和4(1767)年3代目を襲名。晩年播磨太夫を名乗る。大坂,江戸で人気があったが,師の存命中に江戸で政太夫を名乗って紛糾したり,寛政4(1792)年に播磨大掾を名乗るが2興行で差し止められたり,とかく話題の多かった人物。
(桜井弘)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報