竹本長十郎(読み)たけもと ちょうじゅうろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「竹本長十郎」の解説

竹本長十郎 たけもと-ちょうじゅうろう

?-1872 明治時代農民
高知県池川郷の人。明治4年徴兵反対の膏取一揆(あぶらとりいっき)を指導。一揆参加者が戸長役場の徴兵関係の書類をやいて県庁まですすむ前に逮捕され,5年1月6日処刑された。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「竹本長十郎」の解説

竹本長十郎

没年:明治5(1872)
生年:生年不詳
明治5(1872)年高知県に発生した,通称「膏取り騒動」といわれる一揆の頭取。一揆勢力は旧藩知事の離郷反対などの新政反対を唱え,県庁を襲撃長十郎は,斬罪とされた。<参考文献>『土佐農民一揆史考』

(須田努)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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