第1ケーラー病/第2ケーラー病(読み)だいいちけーらーびょうだいにけーらーびょう(英語表記)1st K[1-09-76-1]hler Disease/2nd K[1-09-76-1]hler Disease

家庭医学館 の解説

だいいちけーらーびょうだいにけーらーびょう【第1ケーラー病/第2ケーラー病 1st K[1-09-76-1]hler Disease/2nd K[1-09-76-1]hler Disease】

[どんな病気か]
 足の骨は全部で26ありますが、第1ケーラー病は、そのうち舟状骨(しゅうじょうこつ)、第2ケーラー病は、第2中足骨(だいにちゅうそくこつ)の骨頭部(こっとうぶ)(先端部)の組織が、血液の循環障害により壊死(えし)し、痛みがおこる病気です。
 第1ケーラー病は4~5歳ころに、第2ケーラー病は思春期ころに多くみられます。
[症状]
 第1ケーラー病は舟状骨がある足の甲に、第2ケーラー病は足の第2中足骨の骨頭がある第2指のつけ根に、腫(は)れと痛みがおこる病気で、痛みのために歩きにくくなります。
 X線写真では、それぞれの骨が不規則な形をして、つぶれたり、こわれたりしている像が見られます。
[治療]
 足を安静に保つために、過激な運動を避けます。
 また靴の中敷に、土踏まずを高くしたもの(アーチサポート)を使用し、異常のある骨に体重がかからないようにします。
 第1ケーラー病では、治療していると、骨は1年くらいで自然によくなってきます。
 第2ケーラー病では自然によくなる程度が少なく、変形が残って痛みがあれば手術することもあります。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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