第6潜水艇沈没事故

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

第6潜水艇沈没事故

1910年4月15日、山口県新湊広島県阿多田島の中間付近の瀬戸内海で、呉港母港とする第6潜水艇(基準排水量57トン)が単独訓練中に沈没。佐久間勉艇長ら乗組員14人が全員死亡した。「艇員一同死ニ至ルマデ皆ヨクソノ職ヲ守リ沈着ニ事ヲ処セリ」と、艇長は事故の詳細な状況を手帳に書き留めた。「軍人模範」として、旧海軍省は葬儀に合わせて遺書を公表。作家の夏目漱石は「艇長は自分が書かねばならぬ事を書き残した」と記し、佐久間艇長は神格化されていった。

(2014-10-08 朝日新聞 朝刊 広島1・1地方)

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