20世紀日本人名事典 「笹村 草家人」の解説
笹村 草家人
ササムラ ソウカジン
昭和期の彫刻家
- 生年
- 明治41(1908)年2月11日
- 没年
- 昭和50(1975)年9月26日
- 出生地
- 東京
- 本名
- 笹村 良紀
- 学歴〔年〕
- 東京美術学校彫刻科本科〔昭和7年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 国画奨学賞(第9回)「恩師猪狩先生像」,日本美術院賞〔昭和27年〕「福音」
- 経歴
- 昭和7年第7回国画会展で「塑像試作」が入選、9回展で受賞。10年から石井鶴三に師事、11年から日本美術院展に出品、18年第30回展に「坐女」を出品、院友に推された。戦後院賞を受けたが29年院を脱退した。この間19〜36年東京美術学校助教授。戦後「碌山の人と芸術」の顕彰運動を始め、28年長野県南安曇教育会に碌山研究委員会が設立され、その指導者として保存事業などを進め、29年「彫刻家荻原碌山」を刊行、33年には荻原の郷里穂高町に碌山美術館が開館した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報