筍・笋(読み)じゅん

精選版 日本国語大辞典 「筍・笋」の意味・読み・例文・類語

じゅん【筍・笋】

〘名〙
① (「しゅん」とも) たけのこ
参天台五台山記(1072‐73)一「次将入竹林中笋。抜取廿本志与」
新芽若芽
※蕉堅藁(1403)古河襍言「芦荻洲暄抽筍早、参苓地痩長苗遅」

たかんな【筍・笋】

〘名〙 (古くは「たかむな」と表記) 「たけのこ(筍)」の古称。《季・夏》
書紀(720)神代上(兼方本訓)「伊弉諾尊、又湯津の爪櫛を投げたまふ。此れ即ち、筍(タカムナ)化成(な)る」

たこうな たかうな【筍・笋】

〘名〙 「たかんな(筍)」の変化した語。《季・夏》
※宇津保(970‐999頃)国譲上「『をかしきたかうなかな』とて、土押しまろがしつつ、たかうなひとすぢづつとり給ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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