箇・個・个(読み)か

精選版 日本国語大辞典 「箇・個・个」の意味・読み・例文・類語

か【箇・個・个】

〘接尾〙
① 「箇所」「箇条」「箇年・ケ年」「箇月・か月」「箇日」などの形で漢語の数詞につけて、物事を数えるのに用いる。「ケ」「カ」は小さく「ヶ」「ヵ」のように書くこともある。「ケ」は一般には片仮名と理解されているが、じつは漢字「个」の変形。「个」は「箇」の略字で、中国では古くから用いられた。「個」は中国では「箇」と同音・同義。前に来る数字のうち「四」は現代では「よん」と言うが、古くは「し」と言った。「七」は古くは「しち」とのみ言ったが、現代では「しち」「なな」の両方の言い方をする。
② 数字で帯分数の呼び方。「三か五分の二」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android