簡単・簡短・簡端(読み)かんたん

精選版 日本国語大辞典 「簡単・簡短・簡端」の意味・読み・例文・類語

かん‐たん【簡単・簡短・簡端】

〘名〙 (形動) 単純でわかりやすいこと。また、そのさま。あっさりしていて手数のかからないようす。てみじか。簡略
※夜航余話(1836)下「王勃滕王閣』の詩は、殊に簡短にして淡薄なり」
安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三「依りて簡端(カンタン)一言を贅しもって感読を謝すると爾云」
[語誌]「改正増補和英語林集成」では「簡単」「簡短」の二語は別項目になっており、元来は使い分けていたものか。明治時代には「簡単」はまれでほとんど「簡短」が用いられている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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