米屋被・米屋冠(読み)こめやかぶり

精選版 日本国語大辞典 「米屋被・米屋冠」の意味・読み・例文・類語

こめや‐かぶり【米屋被・米屋冠】

〘名〙 米屋や搗(つき)屋などが糠(ぬか)のかからないようにする手拭いのかぶり方。手拭いで頭の前の方を包み、その両端後頭部で結ぶ。こめやかむり。
洒落本・契情買虎之巻(1778)一「あみ笠茶屋も名のみ残って、頭巾も今は手ぬくひの米やかぶり」

こめや‐かむり【米屋被・米屋冠】

※雑俳・川柳評万句合‐天明七(1787)繁一「しかたなく米やかむりにむす子する」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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