粗目・双目(読み)ざらめ

精選版 日本国語大辞典 「粗目・双目」の意味・読み・例文・類語

ざら‐め【粗目・双目】

〘名〙
① 手ざわりがざらざらしていること。また、そのもの。
虞美人草(1907)〈夏目漱石一四「ざら目(メ)の紙に、品よく朱の書名を配置した扉」
※東京風俗志(1899‐1902)〈平出鏗二郎〉中「白・三盆(さんぼん)・ざらめ・車糖(くるまたう)等は」
③ 「ざらめゆき(粗目雪)」の略。〔氷雪の山(1948)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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