精兵・勢兵(読み)せいびょう

精選版 日本国語大辞典 「精兵・勢兵」の意味・読み・例文・類語

せい‐びょう ‥ビャウ【精兵・勢兵】

〘名〙
① 弓を引く勢いが強いこと。弓を射る力が強いこと。また、その者。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
雑談集(1305)三「をとつらの新左衛門尉と申せしは、聞へたる勢兵(セイビャウ)也。矢は十三束三伏也」
② よりすぐった兵。えりぬきの武者。精鋭の兵士。せいへい。
三代実録‐元慶二年(878)三月二九日「事須量発精兵、扼其喉咽
※天草本伊曾保(1593)鳥と獣の事「サンザンニ キリタテラレ xeibiǒ(セイビャウ) アマタ ウタセ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android