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精子免疫 せいしめんえきimmunity against sperm

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

精子免疫
せいしめんえき
immunity against sperm

免疫学的不妊の一つ。頸管 (けいかん) 粘液と精子の不適合が認められるのに,頸管粘液検査でも精液検査でも異常がなく,原因不明のことがある。このような場合,不妊女性の血液中に抗精子抗体が高率に検出され,また頸管粘液中にも証明されることがある。つまり頸管内での精子通過障害が不妊の原因となっている。この抗精子抗体が免疫系の補体とともに作用し,精子不動化現象を引き起こし,精子の前進運動を阻害するといわれている。治療として,抗体刺激を絶つために長期間のコンドーム使用,抗体産生を抑制するために副腎皮質ホルモンの使用,または排卵期に一致させた人工授精の反復などが行なわれるが,妊娠率はきわめて低い場合が多い。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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