糝薯(真薯)(読み)しんじょ

世界大百科事典 第2版の解説

しんじょ【糝薯(真薯)】

魚肉のすり身におろしたヤマノイモなどを加えてゆで,蒸し,揚げなどしたもの。生地はかまぼことほぼ同じであるが,《料理通》初編(1822)によると,糝薯はヤマノイモと卵白をすり身にまぜ,かまぼこは卵白だけを加えることになっている。おもに白身の魚が用いられるが,ニワトリ,エビなどのすり身を加えることも行われる。ワサビじょうゆやダイコンおろしで食べ,椀種にもする。生地をだし汁でのばして蒸したものを糝薯蒸しという。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android