糟谷 孝幸(読み)カスヤ タカユキ

20世紀日本人名事典 「糟谷 孝幸」の解説

糟谷 孝幸
カスヤ タカユキ

昭和期の新左翼活動家



生年
昭和23(1948)年8月8日

没年
昭和44(1969)年11月14日

出生地
兵庫県加古川市

学歴〔年〕
岡山大学法学部入学

経歴
岡山大在学中、プロレタリア学生同盟に属し、昭和44年11月13日、大阪市扇町公園で開かれた「佐藤訪米実力阻止・11月安保決戦勝利全関西労学市民総決起集会」に参加。4万人のデモ隊の中から学生集団が機動隊に突入、火炎びんを投げかけた。重傷を負い曽根崎署に拘留されたが、頭部打撲、脳挫傷などで11月14日死亡した。「告発を推進する会」が結成され、46年9月、大阪地裁で3警官の特別公務員暴行陵虐致死罪にかかわる付審判審理が進められたが、51年9月、請求は棄却された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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