紅・紅絹(読み)もみ

精選版 日本国語大辞典 「紅・紅絹」の意味・読み・例文・類語

もみ【紅・紅絹】

〘名〙 (紅花を揉んで染めるところから) べに色無地に染めた絹布和服袖裏胴裏などに使う。ほんもみ。
※俳諧・犬子集(1633)一「春風のもみ紅梅はうら見哉〈親重〉」
夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部「眼のさめるやうな京染紅絹(モミ)の色は」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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