紅葉・黄葉(読み)もみじ

  • もみじば
  • もみじば もみぢ‥
  • もみた・す
  • もみ・ず もみづ
  • もみ・つ

大辞林 第三版の解説

スル
動詞もみずの連用形から
古くはもみち 秋の終わりごろ、木の葉が赤や黄などに変わること。また、色づいた葉。 [季] 秋。 山々が美しく-する
イロハモミジおよびその近縁のカエデ類の別名。
紅葉襲がさねに同じ。
鹿の肉の俗称。 人さまのはなしをきくと牡丹や-はあんまり薬ぢやあない/安愚楽鍋 魯文
家紋の一。「楓かえで紋」の別名。
紅葉・黄葉した草木の葉。カエデの葉のことが多い。

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精選版 日本国語大辞典の解説

[1] (古くは「もみちば」) 秋の、または黄色に色づいた草木。特に、紅葉(こうよう)した楓(かえで)の葉。《季・秋》
万葉(8C後)一五・三七〇〇「あしひきの山した光る毛美知葉(モミチば)の散りの乱(まが)ひは今日にもあるかも」
[2] (歌い出しが「紅葉ば」であるところからいう) 長唄。「高尾懺悔(たかおさんげ)」の一部分を独立させて、初心者用の入門曲にしたもの。
(古くは「もみつ」)
[1] 〘自ダ四〙 ⇒もみつ(紅葉)
[2] 〘自ダ上二〙 (四段活用動詞「もみつ」が平安初期以後上二段化し、語尾が濁音化したもの) 秋になり、木の葉が紅や黄に色づく。紅葉(こうよう)する。《季・秋》
古今(905‐914)冬・三四〇「雪ふりてとしのくれぬる時にこそつひにもみぢぬ松もみえけれ〈よみ人しらず〉」
〘他サ四〙 (自動詞「もみつ(紅葉)」に対する他動詞形) 木の葉を、紅や黄に色づかせる。紅葉させる。
※後撰(951‐953頃)秋下・三七七「雁なきて寒き朝の露ならし龍田の山をもみたすものは〈よみ人しらず〉」
〘自タ四〙 =もみず(紅葉)(二)
※万葉(8C後)一四・三四九四「子持山若かへるての毛美都(モミツ)まで寝もと吾(あ)は思(も)ふ汝は何(あ)どか思(も)ふ」

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