紋様・文様(読み)もんよう

精選版 日本国語大辞典 「紋様・文様」の意味・読み・例文・類語

もん‐よう ‥ヤウ【紋様・文様】

〘名〙
① 紋の形。模様。絵画工芸などに装飾として施された図象
随筆・筠庭雑録(1832頃)「紋様
即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉落飾「上に又髑髏文様ある黒き布を重ねたり」
② (文様) 「ゆうそくもんよう(有職文様)」の略。
[補注]装飾史においては、学問的対象としてモチーフの単位を見る場合に「文様」と呼び、家紋のような紋章風のものを「紋様」と呼び、染物・工芸に型として用いられる場合には「模様」と呼ぶ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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