紫万年青(読み)ムラサキオモト

デジタル大辞泉 「紫万年青」の意味・読み・例文・類語

むらさき‐おもと【紫万青】

ツユクサ科多年草。高さ約60センチ。茎は直立し、その先に長楕円形の厚い葉が多数つく。葉の裏面紅紫色。夏、葉の付け根に、2枚のほうをもつ白い小花をつける。メキシコ西インド諸島原産で、観葉植物とする。紫錦蘭しきんらん

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精選版 日本国語大辞典 「紫万年青」の意味・読み・例文・類語

むらさき‐おもと【紫万年青】

〘名〙 ツユクサ科の常緑多年草。メキシコ原産で日本へは文化三年(一八〇六)に渡来し、観葉植物として温室で栽培される。茎はごく短く多数の葉をつける。葉は長楕円状披針形で長さ一五~二五センチメートル、葉面は濃緑色で裏面は紅紫色を帯びる。夏、貝殻形の包葉につつまれて白い三弁花が咲く。園芸上は紫錦蘭(しきんらん)と呼ぶ。〔物品識名拾遺(1825)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「紫万年青」の解説

紫万年青 (ムラサキオモト)

学名Rhoeo spathacea
植物。ツユクサ科の常緑多年草,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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