20世紀日本人名事典 「結城 昌治」の解説
結城 昌治
ユウキ ショウジ
昭和・平成期の作家
- 生年
- 昭和2(1927)年2月5日
- 没年
- 平成8(1996)年1月24日
- 出生地
- 東京
- 本名
- 田村 幸雄(タムラ ユキオ)
- 学歴〔年〕
- 早稲田専門学校法科〔昭和24年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 日本推理作家協会賞(第17回)〔昭和39年〕「夜の終る時」,直木賞(第63回)〔昭和45年〕「軍旗はためく下に」,吉川英治文学賞(第19回)〔昭和60年〕「終着駅」,紫綬褒章〔平成6年〕
- 経歴
- 昭和23年に検察事務官となったが、間もなく発病。24年に早稲田専門学校を卒業すると東京療養所に入院し、石田波郷、福永武彦を知り、句作を始める。句集に「歳月」など。34年「エラリイ・クイーンズ・ミステリー」の短編コンテストに「寒中水泳」が入選。38年「夜の終る時」で日本推理作家協会賞を、45年「軍旗はためく下に」で直木賞を、60年「終着駅」で吉川英治文学賞を受賞。推理小説、スパイ小説、ハードボイルド小説と幅広く活躍。他に「夜の終る時」「ゴメスの名はゴメス」「志ん生一代」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報