綾(町)(読み)あや

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

綾(町)
あや

宮崎県中南部、東諸県郡(ひがしもろかたぐん)にある町。1932年(昭和7)町制施行。古代、日向(ひゅうが)駅の一つに亜椰(あや)があり、転じて綾となった。綾北(あやきた)川、綾南(あやみなみ)川が南東流し、上流は険しい九州山地である。中心地南俣(みなみまた)は宮崎平野の北西端にあたり、宮崎市と県道で結ぶ。近世は薩摩藩(さつまはん)領であった。主産業は農林業で、町では「自然生態系農業の推進に関する条例」を制定し、有機農業を進めている。カヤの碁盤の産地。民芸品の町として知られるようになり、綾紬(あやつむぎ)、陶芸、木工・竹製品などがある。面積95.19平方キロメートル(一部境界未定)、人口7345(2015)。[横山淳一]
『『綾郷土史』(1965・綾町)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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