総入歯(読み)そういれば

精選版 日本国語大辞典 「総入歯」の意味・読み・例文・類語

そう‐いれば【総入歯】

〘名〙 大部分の歯が悪くなった場合、歯の全部人工の歯にした状態。また、その人工歯。上下それぞれ一続きで人工歯と義歯床とから成り、取りはずしがきく。上または下だけの場合もいう。
随筆・中陵漫録(1826)六「入歯。歯も更になきを、総入歯とて黄楊にて作るべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の総入歯の言及

【入歯】より

…人工的な歯の総称で,義歯dentureともいう。金属冠などの冠をはじめ,継続歯(さし歯,つぎ歯),橋義歯(ブリッジ),部分床義歯(局部義歯),全部床義歯(総入歯,総義歯)など,すべてを含む。しかし一般的に入歯という言葉からは,主として取りはずしのできる部分床義歯や全部床義歯が連想される。…

※「総入歯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android