緒方 規雄(読み)オガタ ノリオ

20世紀日本人名事典 「緒方 規雄」の解説

緒方 規雄
オガタ ノリオ

大正・昭和期の細菌学者 東邦大学医学部教授;日本歯科大学教授。



生年
明治20(1887)年1月28日

没年
昭和45(1970)年2月6日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝大医科大学〔大正5年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔大正14年〕

主な受賞名〔年〕
浅川賞〔昭和7年〕,野口英世記念医学賞(第1回・昭和32年度)「恙虫病原体の発見」

経歴
東大副手、助手の後、大正8年千葉医学専門学校教授、11年欧米留学、13年千葉医科大学教授となった。昭和16年辞任。17年帝国女子医学専門学校教授、東邦大学医学部教授、日本歯科大学教授を歴任した。恙虫(つつがむし)病研究の権威で、大正末から昭和の初めにかけ、恙虫病原体のウサギ睾丸接種法を創案。リケッチア病原体説を確立、今日その病原体はRickettsia tsutsugamushiとして国際的に知られている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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