編首・篇首(読み)へんしゅ

精選版 日本国語大辞典 「編首・篇首」の意味・読み・例文・類語

へん‐しゅ【編首・篇首】

〘名〙
① 一編の詩歌文章初め。編章の初め。書物の初め。
懐風藻(751)序「具題姓名。并顕爵里。冠于篇首」 〔孔安国古文尚書・序〕
奈良時代奴婢の家族の戸籍筆頭人。奴婢籍帳で家族の筆頭に記される奴あるいは婢。
※東南院文書‐宝亀三年(772)一二月三〇日・東大寺奴婢籍帳「編首奴大井、〈年九。左手小指疵〉、正奴」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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