緩効性カリ肥料(読み)かんこうせいかりひりょう

世界大百科事典(旧版)内の緩効性カリ肥料の言及

【カリ肥料】より

…(4)腐植酸カリ肥料 石炭または亜炭を硝酸あるいは硝酸と硫酸で分解し,生成したフミン酸に炭酸水素カリウムか水酸化カリウムを反応させた肥料で,水溶性カリ約11.0%を含む。(5)緩効性カリ肥料 メタリン酸カリ,リン酸カルシウムカリウム,溶成カリリン肥,ケイ酸カリなど難溶性のカリ化合物で,カリウムが徐々に溶出するように製造された肥料。
[肥効]
 カリウムは植物必須元素であり,いずれの植物も必要とするのであるが,タバコやジャガイモなどは硫酸カリがよりよいとされ,テンサイやココヤシは塩化カリがよいとされるなど,作物により随伴アニオンの影響が多少異なるといわれている。…

※「緩効性カリ肥料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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