普及版 字通 「罫(漢字)」の読み・字形・画数・意味
罫
13画
[字訓] すじ
[字形] 形声
声符は卦(か)。卦は卜うときに用いる土版。それに卦爻をしるした。土版に線を加えるを罫という。版本の本文周辺に加える太線を烏糸(うし)、上欄を烏糸欄という。〔集韻〕に「礙(さまた)ぐ」の訓があるのは(かいけい)の訓。〔玉〕に「礙(さまた)ぐなり」と訓する字で、通用の義である。
[訓義]
1. すじ、区画する縦横の線。
2. とどこおる、さまたげる。
3. 棋盤上の方格。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕罫 礙なり、止なり。倭、介伊の反 〔字鏡集〕罫 サハル・トドコホル・サヘ・サフ
[熟語]
罫紙▶・罫中▶・罫版▶・罫布▶
[下接語]
外罫・方罫
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報