精選版 日本国語大辞典 「聞付」の意味・読み・例文・類語
きこえ‐つ・く【聞付】
※宇津保(970‐999頃)嵯峨院「仲忠、あて宮にいかできこえつかむと思ふ心ありて」
[2] 〘他カ下二〙 (「いいつける(言付)」の謙譲語) お言いつけ申しあげる。ご依頼申しあげる。おたのみ申しあげる。
※宇津保(970‐999頃)嵯峨院「御箱どもなどの事、一つづつきこえつけ給へり」
きき‐つ・ける【聞付】
〘他カ下一〙 ききつ・く 〘他カ下二〙
② いつも聞いて、なれている。聞きなれている。〔日葡辞書(1603‐04)〕
きき‐つ・く【聞付】
[1] 〘自カ四〙 しみじみと耳を傾ける。聞き入る。
[2] 〘他カ下二〙 ⇒ききつける(聞付)
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