精選版 日本国語大辞典 「聞慣・聞馴」の意味・読み・例文・類語
きき‐な・れる【聞慣・聞馴】
〘他ラ下一〙 ききな・る 〘他ラ下二〙 いつも聞いて耳になれている。聞きつけている。
きこえ‐な・る【聞慣・聞馴】
〘自ラ下二〙 (「いいなれる(言慣)」の謙譲語) お話し申しあげて親しくなる。親しくご交際申しあげる。
※源氏(1001‐14頃)夕霧「この君は、いとかしこう、さりげなくてきこえなれ給ひにためり」
きき‐なら・す【聞慣・聞馴】
〘他サ四〙 いつも聞いて耳にならす。いつも聞くようにする。いつも聞いてよく知る。
※大和(947‐957頃)御巫本附載「この男、音にはききならして、まだ物など言ひつかぬ所有けり」
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