股・胯・叉・岐・俣(読み)また

精選版 日本国語大辞典 「股・胯・叉・岐・俣」の意味・読み・例文・類語

また【股・胯・叉・岐・俣】

〘名〙
① 一つのものが二つ以上に分かれているところ。また、そのもの。
※石山寺本法華経玄賛平安中期点(950頃)六「尾の頭に両の岐(マタ)有り」
② 胴から足の分かれ出るところ。またぐら。
霊異記(810‐824)下「我が黒みそひ麻多(マタ)に寝たまへ人と成るまで」
駕籠(かご)かき仲間の符丁で数の二をいう。また、二〇や二〇〇などの略としても使う。
雑俳・長ふくべ(1731)「二百(マタ)ぐらひではをかれまい太夫着き」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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