コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

肥の国(火の国) ひのくに

1件 の用語解説(肥の国(火の国)の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

ひのくに【肥の国(火の国)】

古代の九州の地域名の一つ。のちの肥前国,肥後国,現在の熊本,佐賀,長崎の各県に当たる地域を指す。《古事記》国生みの段に筑紫島が身一つにして面(おも)四つありとするが,その一つに肥国が見える。《日本書紀》には,景行天皇の船が,夜暗くして着岸が困難であったとき,遥かに火の光を見て無事陸に着くことができたので,その地八代県(あがた)豊村を火の国と名づけたという地名由来伝承をのせる。また《肥前国風土記》には,肥君らの祖,健緒組が土蜘蛛(つちぐも)を討ったとき,不知火しらぬい)が天から降ったため,火の国としたという伝承をのせている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の肥の国(火の国)の言及

【肥前国】より

…旧国名。肥州。現在のほぼ佐賀県,長崎県に当たる。
【古代】
 西海道に属する上国(《延喜式》)。古代の〈火の国〉の一部で696年(持統10)ころまでに,肥前国と肥後国とに分立されたらしい。《肥前国風土記》に,〈肥前ノ国ハ,本,肥後ノ国ト合セテ一ツノ国ナリ〉とある。有明海を介して肥後国と結ばれていたこと,また火君の勢力が広く肥前国にまで及んでいたことから,〈火の国〉と総称されることになったものだろう。《魏志倭人伝》の末盧国(まつろこく)以来,海上交通の要衝を占め,大陸文化を早くから導入していたことは,支石墓群の分布などからうかがえよう。…

※「肥の国(火の国)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

肥の国(火の国)の関連キーワード九州地方熊襲荊州肥前安積九州加耶肥前風土記柚胡椒雍州

今日のキーワード

ネコノミクス

猫が生み出す経済効果を指す造語。2012年に発足した安倍晋三内閣の経済政策「アベノミクス」にちなみ、経済が低迷する中でも猫に関連するビジネスが盛況で、大きな経済効果をもたらしていることを表現したもの。...

続きを読む

コトバンク for iPhone