背撓負(読み)せたらおう

精選版 日本国語大辞典 「背撓負」の意味・読み・例文・類語

せたら‐お・う ‥おふ【背撓負】

〘他ハ四〙 背を曲げて物を負う。背負う。
御伽草子・善光寺本地(室町時代物語集所収)(室町末)「よしみつは〈略〉二三人してもちかぬるほどのにを、とりあつめてせたらをひきたる」
※俳諧・山の井(1648)年中日々之発句「年よりたる法師の、せたらをへる薪のおもげなるうへに」

せったら‐お・う ‥おふ【背撓負】

〘他ハ四〙 「せたらおう(背撓負)」の変化した語。
※歌舞伎・三千世界商往来(1772)五「この黒ん坊がせったら負(オ)うて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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