脛に疵持てば笹原走る(読み)すねにきずもてばささはらはしる

精選版 日本国語大辞典 「脛に疵持てば笹原走る」の意味・読み・例文・類語

すね【脛】 に 疵(きず)=持(も)てば[=持(も)って]笹原(ささはら)(はし)

身に後ろ暗いことがあると、笹のそよぐ葉音にもびくびくして小走りに逃げ足で行く。
洒落本南閨雑話(1773)結ぶゑにしの体「きついお気に懸り様だね、すねにきずをもって、ささわらをはしるとやら」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android