脛楯・佩楯・膝甲(読み)はいだて

精選版 日本国語大辞典 「脛楯・佩楯・膝甲」の意味・読み・例文・類語

はい‐だて【脛楯・佩楯・膝甲】

〘名〙 甲冑小具足一種草摺臑当(すねあて)との間の大腿部の防御具。歩兵用として室町時代から盛んに用いられた。その作りによって宝幢(ほうどう)脛楯・伊予脛楯・越中脛楯・板脛楯・瓦脛楯・踏込(ふんごみ)脛楯・鎖(くさり)脛楯・因幡脛楯などの種類がある。膝鎧(ひざよろい)
※寛永版曾我物語(南北朝頃)六「極大邪見のはいだてに、誹謗三宝の裾金物をぞ打ったりける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android