精選版 日本国語大辞典 「脛楯・佩楯・膝甲」の意味・読み・例文・類語
はい‐だて【脛楯・佩楯・膝甲】
〘名〙 甲冑の小具足の一種。草摺と臑当(すねあて)との間の大腿部の防御具。歩兵用として室町時代から盛んに用いられた。その作りによって宝幢(ほうどう)脛楯・伊予脛楯・越中脛楯・板脛楯・瓦脛楯・踏込(ふんごみ)脛楯・鎖(くさり)脛楯・因幡脛楯などの種類がある。膝鎧(ひざよろい)。
※寛永版曾我物語(南北朝頃)六「極大邪見のはいだてに、誹謗三宝の裾金物をぞ打ったりける」
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