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腹鳴とは/鼓腸 ふくめいとはこちょう

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家庭医学館の解説

ふくめいとはこちょう【腹鳴とは/鼓腸】

 消化管内には、飲み込んだ空気などのガス、飲水や消化管分泌(ぶんぴつ)による液体が存在します。消化管の蠕動運動(ぜんどううんどう)によって、ガスと液体がまじり合い、腹部でゴロゴロと音がします。これを腹鳴(ふくめい)といいます。
 腸炎などで腸管分泌液、すなわち液体が多く、蠕動運動が盛んな場合に、腹鳴は強くなり、腹膜炎(ふくまくえん)などにともなうまひ性腸閉塞(せいちょうへいそく)では減弱します。また、腫瘍(しゅよう)などによる機械的腸閉塞では、金属性有響性の腹鳴を呈します。
 腹鳴から消化管内の状態を推し量ることができますが、腹鳴自体は治療の対象にはなりません。
 鼓腸(こちょう)とは、腹部にガスが異常に多く存在し、おなかが張った状態です。
 ほとんどの場合、消化管内に多量のガスが貯留していることによります。消化管内のガスの大部分は、飲み込んだ空気ですが、腸内細菌により糖が発酵して生じたガス(水素、二酸化炭素メタン)、胃などで重炭酸イオンと酸が反応して発生した炭酸ガスも含まれます。消化管内のガスは、げっぷや放屁(ほうひ)によって体外に排出され、一部は血中に吸収されます。これらの消化管内へのガスの流入や産生が、排出や吸収を上回ると、鼓腸を生じます。

出典|小学館
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