普及版 字通 「膜(漢字)」の読み・字形・画数・意味
膜
常用漢字 14画
(旧字)
15画
[字訓] まく・うすかわ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(ばく)。に(幕)の意がある。〔説文〕四下に「の(かいまく)なり」という。また〔釈名、釈形体〕に「はなり」とあり、肉間の皮膜をいう。
[訓義]
1. まく、あまかわ、うすかわ。
2. たなじし。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 太奈宍(たなじし) 〔和名抄〕 太奈之々(たなしし) 〔名義抄〕 タナシシ・マケ(ク)・カシコマル
[語系]
・makは同声。幔muanは声義近く、両間を隔てるうすい帳。・(暮)makも同系の語で、すべてうすく、とじこめるような状態をいう。
[熟語]
膜外▶・膜視▶・膜拝▶
[下接語]
角膜・膈膜・結膜・鼓膜・粘膜・被膜・腹膜・網膜・肋膜
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報