膝突・軾(読み)ひざつき

精選版 日本国語大辞典 「膝突・軾」の意味・読み・例文・類語

ひざ‐つき【膝突・軾】

〘名〙
宮中祭祀などの際、ひざまずく時に膝の下に敷いて汚れをふせぐ敷物薄縁(うすべり)・布帛・薦(こも)などで作った半畳ほどの大きさのもの。
延喜式(927)一「神主軾(ひさつき)料絁二疋、糸三絇、調布二端」
技芸師匠入門をする時、挨拶(あいさつ)がわりに持参する礼物。転じて、入門料。束脩
洒落本・箱まくら(1822)下「けいこにやると、膝付(ヒザツキ)から、きわぎわのつけとどけがもめるによって」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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