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膵嚢胞/膵良性腫瘍/膵内分泌腫瘍 すいのうほうすいりょうせいしゅようすいないぶんぴつしゅようPancreatic Cysts / Pancreatic Benign Tumor / Pancreatic Endocrine Tumor

家庭医学館の解説

すいのうほうすいりょうせいしゅようすいないぶんぴつしゅよう【膵嚢胞/膵良性腫瘍/膵内分泌腫瘍 Pancreatic Cysts / Pancreatic Benign Tumor / Pancreatic Endocrine Tumor】

●膵嚢胞(すいのうほう)
 超音波エコーやCTスキャンなどの画像診断の普及によって、膵臓(すいぞう)に袋状に液体が貯留(ちょりゅう)した嚢胞や腫瘤(しゅりゅう)(こぶ)が見つかることが増えてきています。これが膵嚢胞と呼ばれるものです。
 大部分は良性で、放置しておいても問題はなく、症状もありません。
 しかし、嚢胞や腫瘤に悪性の可能性が疑われるときは、ERCP(内視鏡的膵胆管造影法(ないしきょうてきすいたんかんぞうえいほう))や血管造影など、からだに侵襲(しんしゅう)(ある程度の負担)がともなう検査も必要になることがあり、入院が必要となります。
●膵良性腫瘍(すいりょうせいしゅよう)
 膵臓に発生する良性腫瘍には、腺腫(せんしゅ)、嚢胞状腺腫(のうほうじょうせんしゅ)、線維腫(せんいしゅ)などがあります。
 腫瘍が大きく腹痛などの症状があれば手術が行なわれますが、小さくて症状がなければ治療の必要はありません。
●膵内分泌腫瘍(すいないぶんぴつしゅよう)
 ホルモンを分泌する膵臓の内分泌細胞に発生する腫瘍を膵内分泌腫瘍といいます。膵内分泌腫瘍にはグルカゴン産生腫瘍(さんせいしゅよう)、インスリノーマ、ゾリンジャー・エリソン症候群などがあります。
 グルカゴン産生腫瘍(グルカゴノーマ) 膵臓のランゲルハンス島のA細胞から発生する腫瘍で、頻度はまれです。糖尿病の合併や、特有の皮膚炎の症状をきたすことがあります。
 インスリノーマ ランゲルハンス島のβ(ベータ)細胞から発生する腫瘍で、インスリンを分泌します。低血糖(ていけっとう)をきたし、意識の消失、けいれん発作(ほっさ)などの症状が現われることがあります。
 ゾリンジャー・エリソン症候群(ガストリノーマ) ガストリンを過剰に分泌する膵臓の腫瘍です。胃液の分泌が過剰になり、多発性や難治性の胃(い)・十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)をおこします。血液検査でガストリンの高値がみられ、セクレチンを靜脈内注射することにより、さらに高値となることが特徴的です。

出典|小学館家庭医学館について | 情報

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