… 日本の中等教育にあっては,クラブ活動は明治後年から自主的活動として,また指導者としての資質の訓練として組織されはじめたが,1909年の〈講演会記念会運動会等監督方〉や24年の学校劇禁止の訓令に見られるように,文部省はこれに概して消極的かつ統制的であった。31年の〈自由研究〉の新設,43年の〈修練課程〉の新設によって,文部省はクラブ活動の教育課程化に着手したが,それも〈皇国民の錬成〉という当時の教育方針によるものであった。したがって,クラブ活動固有の教育的価値が正当に評価されて,教育課程化されるようになったのは,47年および51年の学習指導要領以降であるといっていい。…
※「自由研究」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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