至る・到る(読み)いたる

大辞林 第三版の解説

いたる【至る・到る】

( 動五[四] )
その場所に行き着く。到達する。 「この道は京都を経て大阪に-・る」 「ここから頂上に-・るまでの間には岩場が二か所もある」
その時期・時刻になる。 「会議は紛糾し、深夜に-・っても結論が出ない」 「四月から八月に-・る五か月間」 「先月家を出たまま、今に-・るまで連絡がない」
その段階・状態になる。 「大事に-・らぬうちに火事を消し止める」 「事ここに-・ってはもう手の打ちようがない」
極端な例であることを示す。
(「…から…にいたるまで」の形で)両端のものを挙げて、すべてのものの意を表す。 「社長から新人社員に-・るまで全社こぞって」 「挨拶の仕方から箸の上げ下ろしに-・るまで口うるさく注意する」
(「…にいたっては」の形で)前に示したものよりももっと極端な例を示す。 「その日は遅刻する人が多く、 S 君に-・っては一時間も遅れて来た」
注意が十分に行き渡る。行き届く。 「爰ここは-・つた茶屋ぢやぞや/浮世草子・風流曲三味線 2」 → いたらぬ
到来する。 「好機-・れり」 「悲喜こもごも-・る」 「万感こもごも-・る」
程度が高くなる。
最高の段階になる。 「これは徳-・りたる翁おきなどもにて候/大鏡 昔物語
高い地位に達する。 「京上りして、大納言に-・る/宇治拾遺 1
それのもたらした結果である。 「若気の-・る所にや、かぶりの板におしあてて/狂言・文蔵」 〔「いたす」に対する自動詞〕
[可能] いたれる
[句項目] 至る所 至れり尽くせり

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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