船卸・船下(読み)ふなおろし

精選版 日本国語大辞典 「船卸・船下」の意味・読み・例文・類語

ふな‐おろし【船卸・船下】

〘名〙
① 新造した船を作事場から曳きおろし、水上に浮かべること。また、その儀式。転じて、広く陸上に揚げてある船を水上に浮かべること。近世では通常ころと轆轤(ろくろ)を用いて徐々にまきおろした。水下ろし。
※俳諧・毛吹草(1638)六「秋風の声や一葉の舟おろし〈重雄〉」
② 船の積荷を陸に揚げること。
関税法(明治三二年)(1899)四一条「回漕貨物船卸を為すへき地に到達したるときは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android