色差(読み)イロザシ

デジタル大辞泉 「色差」の意味・読み・例文・類語

いろ‐ざし【色差(し)】

《「いろさし」とも》
色をつけること。彩色着色
顔などの色つや。色のぐあい。
「御―まことにめでたく御心地よげに見えさせ給ひけるが」〈沙石集・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「色差」の意味・読み・例文・類語

いろ‐ざし【色差】

〘名〙 (「いろさし」とも)
① (「ざし」は様子の意) 物の色合い。また、顔などの色つや。
御堂関白記‐寛弘四年(1007)一二月一三日「依物忌、以権中納言定朝拝色指
※米沢本沙石集(1283)一「御皃(かたち)御色(イロ)さしも実にうつくしく御坐(ましまし)けるが」
② 色をつけること。特に、刷った絵の所々に、筆で色どりをすること。彩色。着色。
※殿村篠斎宛馬琴書翰‐天保八年(1837)八月一一日「八犬伝人物上摺大錦画〈略〉いろさし十九遍かかり候故、すりにひま入、一日に五、六十枚ならでは不摺候処

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