色気付(読み)いろけづく

精選版 日本国語大辞典 「色気付」の意味・読み・例文・類語

いろけ‐づ・く【色気付】

〘自カ五(四)〙
① 花や果物などに色がついてくる。また、趣が生ずる。色気がつく。色づく。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙一四社会とかたくるしくいふときには、どうやら政治くさくきこゆれども、浮世とやはらげていひかふればおのづと色気(イロケ)づきて聞ゆるぞかし」
② 性的感情にめざめる。色気がつく。色づく。
※咄本・万の宝(1780)男の産「十四五にもなって色気付て、女の顔を見る事もならぬから、ねん者ぐるいをしているうち、つい身持になったが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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