芋茎・芋苗(読み)ずいき

精選版 日本国語大辞典 「芋茎・芋苗」の意味・読み・例文・類語

ずいき【芋茎・芋苗】

〘名〙 (語源未詳)
① サトイモ類の茎。黒みを帯びた赤紫色で、生または日に干したものを食用にする。いもがら。《季・秋》
※夢窓国師御詠草(1351頃)「芋の葉にをく白露のたまらぬはこれやすいきの涙なる覧」
多聞院日記‐天文一三年(1544)三月「蛭に、唐のずゐきを黒焼にして掛けたるは、水の如くに消えぬる」
② 芋の茎を干して作った秘具。肥後ずいき。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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