精選版 日本国語大辞典 「苛・嘖」の意味・読み・例文・類語
さいな・む【苛・嘖】
〘他マ五(四)〙 (「さきなむ」の変化した語)
② いじめる。むごく当たる。苦しめ悩ます。せっかんする。
※地蔵十輪経元慶七年点(883)四「故に我れ汝をば害せじ。諸仏の呵(サイナマ)れむかと恐るといふ」
※落窪(10C後)四「かの落窪といひたてられて、さいなまれ給ひし夜こそいみじき心ざしはまさりしか」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報