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若宮丸漂流民

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

若宮丸漂流民

仙台藩指定の廻船問屋、米沢屋平之丞が所有する若宮丸が1793年11月27日、石巻から藩米1332俵、材木400本を積み、江戸に向けて出港したが、いわき沖で暴風雨にあって遭難。翌年の5月にアリューシャン列島に漂着した。乗組員16人はイルクーツクに移送されたが、この間3人が死亡。1803年、ロシアは日本との貿易交渉のために漂流民の送還を計画。首都ペテルブルクで皇帝に謁見(えっけん)した10人のうち、4人が帰国を希望した。4人は1803年6月、使節レザノフとともにナジェージダ号でロシアを出港。大西洋太平洋を航海して1804年9月4日に長崎に着いた。彼らの体験は蘭学者大槻玄沢によって「環海異聞」としてまとめられている。

(2007-10-24 朝日新聞 朝刊 宮城全県 2地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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