草壁 久四郎(読み)クサカベ キュウシロウ

20世紀日本人名事典 「草壁 久四郎」の解説

草壁 久四郎
クサカベ キュウシロウ

昭和期の映画評論家,映画プロデューサー (株)ジャパン・イメージアーツ代表取締役。



生年
大正9(1920)年6月2日

没年
平成13(2001)年8月19日

出生地
福岡県久留米市

学歴〔年〕
慶応義塾大学大学院修士課程修了

主な受賞名〔年〕
ベルリン国際映画祭短編部門グランプリ〔昭和52年〕,芸術祭賞大賞,ポーランド芸術文化功労勲章〔昭和58年〕,勲四等旭日小綬章〔平成2年〕

経歴
毎日新聞記者を経て、毎日映画に出向、映画製作を手がけ、同社社長を経て、評論活動に。カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭など世界各地の映画祭審査委員を務めた。傍ら、毎日新聞入社3年目の長崎支局での原爆体験をもとに合作映画「アウシュビッツ―ナガサキ」を製作。また、米公文書館に保管されている被爆資料フィルムから記録映画を作る“10フィート映画運動”では「予言」「歴史―核狂乱の時代」のプロデュースを担当。著書に「映像を作る人と企業」「実録・日本映画戦後史」「世界の映画祭をゆく」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android