草間 時福(読み)クサマ トキヨシ

20世紀日本人名事典 「草間 時福」の解説

草間 時福
クサマ トキヨシ

明治期のジャーナリスト



生年
嘉永6年5月19日(1853年)

没年
昭和7(1932)年1月5日

出生地
京都府

旧姓(旧名)
下田 六蔵

別名
別名=石鉄

学歴〔年〕
慶応義塾卒

経歴
下田耕助の四男として生まれ、のち草間家を継ぐ。明治8年愛媛県松山英学校(のちの松山中学)を開き、校長を4年間務める。西洋式教育の実践や自由主義教育の普及・向上に努めるとともに、「南海新聞」に関わり、のち民権派記者として「朝野新聞」「東京横浜毎日新聞」などで活動、自由民権運動の発展に貢献した。15年京都府会議員、17年官吏に転じ、31年逓信省航路標識管理所長。大正2年退官後は民間飛行界の事業に関与、15年帝国飛行協会副会長を務めた。訳書に「仏国革命全史」「英米憲法比較論」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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