荒回(読み)あれまわる

精選版 日本国語大辞典 「荒回」の意味・読み・例文・類語

あれ‐まわ・る ‥まはる【荒回】

〘自ラ五(四)〙 あちらこちらとはげしくあばれる。あばれまわる。
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉五「八方に渡り合ひて寄手を悩まし荒廻(アレマハ)りしが、遂に〈略〉弾丸に中りて」

あらし‐まわ・る ‥まはる【荒回】

〘他ラ五(四)〙 ほうぼうに損害迷惑などをかける。
※子を貸し屋(1923)〈宇野浩二〉一「当時世界ぢゅうを荒らしまはった流行性感冒といふ病気」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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